本年度、早慶柔道対抗戦実行委員長を務めております早稲田大学柔道部主務3年の荻野祥平です。
開催にあたりまして、ご尽力いただいた全ての皆様方にこの場をお借りして御礼申し上げます。講道館の先生方、OB・OGのみなさま、企業の皆様、そして日頃より保護者・応援していただいております皆様、全ての人の協力によって本年度も無事早慶戦を開催することができました。
今年の目標として、伝統の再構築を掲げております。
新型コロナ感染症により、過去2年間は早慶史に残るイレギュラーな早慶戦でした。
まだまだ、新型コロナ感染症は収束したと言えない状況ですが、失われつつあった伝統を復活させることを第一に今年度は企画をしています。
観客数の制限等、完全に復活することはできていませんが、少しでも多くの方に早慶戦が戻ってきたと感じていただけると幸いです。
早慶戦とは実に不思議な大会であります。新型コロナ感染症の影響で軒並み他の試合が中止となる中、過去2年間規模は縮小されたが、早慶戦は中止となりませんでした。
勝ち負けも大切ですが私は早慶戦を開催するその事実に意義があるのではないかと思っています。
ライバルの相手校と1年に1回必ず戦い競いそして共に成長していく。
成長した自分を認めてもらう場でもあります。
20人抜き戦という珍しい試合形式のなか、選手一人一人が早慶柔道部の一員であることを誇りに思い柔道するのは選手も観客も熱中できます。
色々な感情や楽しみ方がある早慶戦、そんな早慶戦に関わることができたことを誇りに思います。
先日、早稲田大学師範の大沢先生がご逝去されました。
早稲田柔道のみならず、柔道界の発展にご尽力された大沢先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
早稲田大学、慶應義塾大学、両校の関係が今後ますます強固にかつ友好なものになることを願っております。