開催にあたり
工藤大輝
野上恭平
開催にあたりまして、ご尽力いただいた全ての皆様方にこの場をお借りして御礼申し上げます。講道館の先生方、OB・OGの皆様、企業の皆様、そして日頃より応援していただいております保護者の皆様、全ての人の協力によって本年度も無事早慶戦を開催することができました。
さて、早慶対抗柔道戦は今年度で76回目を数える伝統の一戦であります。
世界中の柔道家の憧れである講道館大道場にて、早慶両校の選手が20人の勝ち抜き戦にて優勝を争います。
早慶対抗柔道戦には他の試合とは異なる大きな特徴があります。
試合は講道館柔道連盟試合審判規定にて行われます。普段の試合では見ることのできない足取りによる投げや跳び関節等、ダイナミックな技による決着を毎年数多く見ることができます。
また、20人という大人数、体重無差別による勝ち抜き戦にて勝敗を決します。このような大規模な人数による勝ち抜き戦は日本で唯一です。チーム全員がそれぞれの役割を持って試合に臨み、選手それぞれの意地を感じ取れる試合が期待できることでしょう。
毎年、会場では大きな声援が飛び交い、大変盛り上がる大会となっております。
早慶戦から足が遠ざかってしまった方も、早慶戦に一度も来られた方がない方もご来場し、一緒に楽しんでいただけますと幸いです。
早稲田大学、慶應義塾大学、両校の関係が今後ますます強固にかつ友好なものになることを願っております。
そして、早慶戦がスポーツの楽しさを、柔道界を盛り上げる一因となることを切に願っております。